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hanagonのまったり山登り

吾妻連峰、前川・大滝沢①(滑川大滝ふたたび編)

2008/07/14
山行 20














日曜日は晴天の天気予報、カッと暑い日が予想されて私の心はイテモタッテもいられなくなってきました。

まだ右膝は治ってはいないんですが、金曜にお医者さんから午前中は固定しているテーピングを外してもいいよ、と言われて快方に向かっていると(勝手に)判断。ハードな山はまだダメだと言われていたけど沢登りにとうとう行ってしまいました(←アホ)。

行き先はGWに出かけた滑川大滝のある大滝沢。
あの時は雪融け水で沢は大水量、水も死ぬほど冷たかったけど今はもう沢登りの適期になっているでしょう。

早朝、滑川橋近くに車を止めて入渓。
大滝沢出合の水量も春ほどの水量はないようです。でも昨日までの雨で案外と多いのかな。



10分ほどいくと最初の二段15m滝。東北特有のスラブに懸かる明るい滝です。



下段は左壁のバンドから取り付きます。
一段目上からは右の枝沢に三段30m滝が懸かっています。青空をバックに美しい~



上段は左右どちらから登ろうかとしばらく思案。左壁に取り付きますがギリギリのフリクション登攀になります。あ~コワい!ここがどうやら今回の核心部になったみたいです。

滝の上はナメが広がります~。素晴らしいー!



まるで舗装道路みたいです~♪




深~い釜です。泳いでみたくはあるけどまだ朝。寒いのでヤメ。



ここは春に見覚えがある大滝展望台から下ってくる取付点のナメ。



ということは例の大滝はもうすぐです~♪

またやってきました。滑川大滝100m。
何度見ても素晴らしいー!
さすがに雪融け時期ほどの水量は望めませんが、それでも優美で大迫力の滝です~♪



直下に近づきます。水の飛沫を浴びて冷たい~



近くでは大きすぎて1枚の写真に納まりきりません。右下に虹が架かっていたんだけど、写真でははっきり分からないのが残念。



ここは滝左側に伸びてくる小尾根裏側の窪を登ってその小尾根に取付き高巻きます。途中から大滝を俯瞰。



大滝上の二段15m滝も一緒に巻いて川床に下りて8m滝を越えると5m堰堤状の滝。



右岸バンドに取付いて巻いた後スラブ、ゴーロを過ぎると猫の沢出合。ここで水を補給。
大滝沢の本流は温泉成分が混ざっているようでチョット苦いというか酸っぱいというか…
飲めないわけではないけどオナカ下しそうで止めときます。

次はホラ貝沢が左岸からナメとなって出合ってきます。



ここらあたりでやはり右膝が悲鳴をあげてきました。
歩くと軋むような感覚で鈍い痛みが広がってきます。鋭い痛みではないからまだいいけど、滝の登りで右足を踏ん張れるだろうか…もってくれるかなぁ。


  つづく
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Comments 20

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はなゴン

No title

yama2さん、ホントにアホです。性ですね。
ナメと滝群が美しく素晴らしいところで満足できました。

2008/07/14 (Mon) 23:42

はなゴン

No title

あつさん、pochiありがとうございます。
ここのナメはフリクションも効いて滑りにくく、ルンルン気分で歩けました。滝も爽快でした。
九州では大分、宮崎あたりにいい滝があるみたいですよ。

2008/07/14 (Mon) 23:49

はっさく

No title

あーあ、行ってしまいましたか。膝は大丈夫だったんでしょうか。
このナメと大滝は素晴らしいから見たくなる気持ちは判りますがねー。

2008/07/15 (Tue) 06:19

臆崖道

No title

温泉成分が混ざっているのですか。さすが東北の沢って感じですね。
明るくてスケールもなかなか。大峰の暗~い(私が遡行できるレベルでないのですが)渓谷とは、全然異なりますね。

2008/07/15 (Tue) 06:29

urania

No title

足が悪いのに行ってしまうとは、鬼ですね!(笑)
ほんまにエエとこですね。☆~~!!

2008/07/15 (Tue) 07:44

山で会えたら

No title

水量が多いですね!
最初の左壁でうちの相方も一瞬セミになりました。あそこがやはり核心と思います。こんな水量ならもっとヤバイですわ。
ここに行ったのなら、しばらくは我慢できるでしょう(笑)。

2008/07/15 (Tue) 09:18

はなゴン

No title

はっさくさん、ガマンたまりませんでした。
でもなんと言われようと沢通しに再度この滝は見たかったんです。

2008/07/15 (Tue) 21:59

はなゴン

No title

臆崖道さん、上流では硫黄分を含んだ水が流れ出ているところが何箇所かありました(温かくはなかったけど)。
東北の沢は木が少なくてスラブが発達しているからか明るい沢が多いみたいですけど、その分確保が難しいです。

2008/07/15 (Tue) 22:03

はなゴン

No title

uraniaさん、やはり少々無理があったみたいで、帰ってきたら症状が2週間分ほど逆行してしまったみたいです(泣)
でも素晴らしかった!☆ありがとうございます~

2008/07/15 (Tue) 22:06

はなゴン

No title

山で会えたらさん、ここが最初でよかったです。後半だったら脚がいうこと聞いてくれなかったかもしれません。
おっしゃるとおり、ここ行けたからしばらくは我慢できるでしょう(笑)

2008/07/15 (Tue) 22:08

けんぼー

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僕も去年、台風一過のあとにこの沢を登りました(笑)
滑川大滝は何度見ても素晴らしい滝です。
なお、最初に現れる滝は「五階滝」という名前がついているようです。
足のほうは大丈夫でしょうか?

2008/07/16 (Wed) 00:16

ikkol

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滑川大滝、スケールの大きな素晴らしい滝ですね~!
無理をしても行かれた値打ちがありますね。
膝の方、ぼちぼちと歩いて慣らしていった方がいいのでしょうが、
やはり、いきなりの負荷はこたえましたか~何卒お大事に!

2008/07/16 (Wed) 21:27

yali3180

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裸足で歩いても足の裏が痛くなさそう~・・ほんと素晴らしく綺麗ですね。はなゴンさんにしたら長く我慢してたもんね、限界でしたか?

2008/07/17 (Thu) 22:37

はなゴン

No title

けんぼーさんも行かれましたか。いや~、滑川大滝は素晴らしいですね!
なるほど、本流二段、支流三段とあわせて五階滝というんですね。
膝の方はどんなものでしょうか…

2008/07/19 (Sat) 21:14

はなゴン

No title

ikkoさんやはり沢登りはかなり負担がかかるようです。
でも素晴らしい景観に会えて満足でした。

2008/07/19 (Sat) 21:16

はなゴン

No title

yaliさん、我慢が限度越えてしまいました。
悪化はある程度目に見えていたんですが仕方ないです。
美しい美渓に酔いしれることができて満足です。

2008/07/19 (Sat) 21:19

-

No title

やはり、すごい迫力ですね。お膝が気になっても、こんな素晴らしい滝があってはゆかずにおれないでしょうね。
傑作ポチです。

2008/07/20 (Sun) 20:13

はなゴン

No title

マレーネさん、pochiありがとうです。
春先にすごいもの見てしまったので、やっぱり行かずにはいられませんでした。
膝、早く治ってくれないかなぁ。

2008/07/20 (Sun) 21:37

Wind Ripple

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どこまで引きこまれてしまうんでしょう。
すごすぎです。今以上にすごかったんですね。連れて行ってもらいたかった。

2014/02/04 (Tue) 21:06

はなゴン

No title

Wind Rippleさん、行川大滝は素晴らしかったです。
この滝の直下には案外と容易く行けますよ。大滝展望台から沢へ下る踏み跡を辿り、沢に着いたら10分ほど遡上すれば到着です。
夏休みあたり行かれてみてはと思います。

2014/02/05 (Wed) 19:37