













夜行バス、カルスト号で難波駅に到着しました。最初はここからアーバンライナーで名古屋に直帰するつもりだったのですが、ふとそのまま帰るのが惜しくなってきて、近鉄沿線の山に寄ってみようかという考えが湧き起こってきました。
行き先は…、そうだなあ、西青山駅から東青山駅まで青山高原経由で歩いてみようか。昔の青山トンネル跡も見られたらいいなぁ。
ということで青山高原に決定。急行で山間の西青山駅に下車します。

大阪方面のホームからは、かつて使われていた旧線の路盤の跡が見られます。

改札を出て青山高原方面への登山道は、この旧線跡が使われています。

遺構はほとんど残されていませんが、これは朽ちた枕木かな?道の脇に放置されています。

旧線跡の登山道を進むと乗馬クラブに突き当たってしまいます。どうやら旧線探索は諦めないといけないようです。乗馬体験も出来るみたいで心が動いたのですが、12時からの時間しか空いてなかったので、これもパス。車道に一旦出て東海自然歩道の標識に従って青山高原を目指します。

この自然歩道は途中地道もあるのですが、舗装された道を進むことが多いです。やっぱり地道のほうがいいんだけどなぁ。
別荘地を抜けて舗装路を進みます。

最後階段の急登をして再び車道に出ると、青山高原の三角点は近い。
頂上付近は車とバイクで賑わっており、三角点も混雑してます。大きなザックを背負った私はちょっと浮いた存在。
でも展望は広大です。霞んでいてハッキリ見えなかったのが残念です。写真は髻山(もとどりやま)三角点756m。遠くに白い風車が立ち並んでいるのが見えます。

山頂駐車場付近の標識に従い、東青山駅へ下山にかかります。
標識は駅まで2.8kmとあります。あれ?登山口の案内板ではこの間は6kmくらいあったような気がしたけど記憶違いか、それとも近道でもあるのかな?
山頂からのやや急な下りを駆け下りていきます。と、痛っ!右膝にキリで刺したような痛みが走ります。
なんだこれ?下りで右足に体重かけると痛くてたまりません。
ヤバいなぁ。こんなこと初めてです。膝は消耗品というけど、こりゃ年かなぁ(泣)。
右足を引きずりながら下りていくと、東青山まで5.8kmの標識。ウソやろー、さっきより距離増えてるやんかー!
ハイキングコースだからまだマシだけど、沢登り中だったらかなりヤバいよなぁ。と思いながら下っていくと、分岐みたいなものがあります。標識は東青山へは左、右方向は何も表示されていません。もしかするとこれが近道なのかもしれないけど、もし間違っていたら今回は地図もないし、この痛む膝ではヤバいということで、標識に従って進みます(帰って調べてみると標識通りで正解でした。地図で見ても三角点から駅までは直線距離でも5kmはあります。あの2.8km表示は何だったのか)。
幸いそのうち膝の痛みは治まってきました。よかった、よかった。
登山道は渓流に沿って下るようになります。おお、私好みの雰囲気になってきました。滝も出てきます。

布引滝の標識が出てきます。それに従って下っていくと霧生滝の前面に下り立ちます。

霧生滝に続いては飛竜滝上段。

飛竜滝下段。紅葉もいい感じです。

その下、大日滝と飛竜滝。布引滝とはこれらの滝群の総称みたいです。いいんじゃない!すっかり膝の痛みも治ったし、こんな滝群があろうとは思ってもいませんでした。こりゃ最後ラッキーやったネ。

ここから急登で滝見台に上がり、写真を撮ろうとするとついにデジカメの電池が切れました。
まあ、いいか。しっかり滝の探勝もできたし写真も撮れたし。
東青山駅に向かう途中、開けたところから青山高原の全景が見えました。ボロ携帯で写真をパチリ。

東青山駅に到着。駅前は「四季の里」という自然公園になっていました。

青山高原は山頂まで車で来ることができるので、やや興ざめなところもありましたが、最後の布引滝で元が取れました。ハイキングとしてはよかったなぁ。
ただ右膝の痛みはあれからまた出てきて、今も少し痛みがあります。これはちょっと考えないと…
おしまい
2007.11.25
コースタイム
西青山駅9:55--10:25青山高原登山口--11:20青山高原三角点11:40
--12:30布引滝(霧生滝)--12:50滝見台--13:30東青山駅
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