hanagonのまったり山登り

　私が山登りを始めたきっかけとなったのが、若い頃によく行っていた鉄道の旅です。故宮脇俊三氏が記した「時刻表２万キロ」にも触発されて、当時の国鉄全線完乗も果たしました。ローカル線に乗るのが好きだったのですが、大糸線からの北アルプスや、小海線からの八ケ岳等の姿に魅了され、もっと間近であの素晴らしい景色を見てみたい、と思い始めたことがきっかけとなりました。　最近ボチボチまた鉄道に乗り始めたので、ここのブ...

　また行って来ました。お手軽血吸川。今日はちょっと足を伸ばしてその奥の岩屋寺、鬼ノ城もまわりました。家から車で15分、鬼が島伝説の元となったと言われる鬼ノ城への登り口、奥坂休憩所に駐車したが、うっかり水筒を忘れてしまった。血吸川の水は飲めないので仕方なくＲ180号のコンビニまで水を買いに戻る。鬼ノ城の北を穿つ血吸川に入るが、この川は基本的にはほとんどナメ歩き、危険な箇所もほとんどない。三段15m大滝を越え...

　私が山で遭遇した最大のピンチ、あれは忘れもしない04年10月１日。その日は前日に台風が通過したピーカンの日だった。大雨が降った後なので、鈴鹿の小さな沢もかなり増水しているだろうと、ワクワクしながら私はその７月、雨で撤退したホタガ谷へ一人で出かけた。宇賀渓の登山道から河原へ降りて少し進むとホタガ谷出合６m滝。ウオッ！やはり前回来た時より圧倒的に水量が多い。６m滝を越えてゴルジュに入ってしばらくすると、最...

　山で遭遇したピンチ、ワースト３。その第２位、時は90年９月５日、その日は奥高野、伯母子岳に登るために、一人でＲ168号を風屋貯水池川津から三田谷に入り、しっとりとした旧熊野道を伯母子峠まで登った。無人の伯母子山の家が今日の宿泊地だ。　その山小屋のドアを開けた途端、私は目を疑った。小屋の右半分が、床から壁から一面におびただしい数の蟻で覆われている（なぜか左半分にはいなかった）。ぞっとして思わず小屋から...

　紅葉が平野部にも降りてきて、山の紅葉はそろそろ終わろうかという時期になってきたが、行ったことがない山域に入ってできたら紅葉も楽しもうという事で、今日岡山中西部にある成羽川水系の備中湖周辺の滝を巡ってきた。　新成羽川ダムで出来た備中湖北岸にある、立木橋から北に数百m入った小谷鎮守から踏み跡を１０分程辿ると、鈴木の滝四段50mがある。高梁川水系では最大の滝でプチ有名なんだけど、訪れる人はほとんどいない。...

　さっき部屋の片付けをしていたら、過去の山行手帳が出てきた。山登りを始めて18年、手帳を読み返すと過去の色々な記憶が甦ってくる。嬉しかった事、感動した事、苦しかった事、様々な記憶が甦ってきたが、最も鮮明に記憶しているのは、山で遭遇したピンチだった。今回はその中で本当にヤバかったピンチ、ワースト３について書いてみようと思う。　まずは第３位、時は97年３月２１日、残雪の鈴鹿、御池岳に登った時のこと。この日...

　今日会社にあまり取引のない原料メーカーから電話がかかってきた。電話をとると、相手はなんと大学時代の静岡の友人だった。彼とはここ３年くらい連絡を取ってなかったのだが、最近うちの会社の関東エリア方面と取引が始まったとのこと、そこの人間に岡山にいる私の事を聞いたらしい。今度出張で岡山に来るので会おうと言ってきた。また、彼の話によると、同じ大学で彼が親しくしていた友人（私もそこそこ親しくしていた）が、私...

　岡山は犬も歩けば鍾乳洞にあたる、と言われるくらい（誰が言ってんの？）多くの鍾乳洞があります。満奇（まき）洞に行ったついでに、周辺の観光洞でない鍾乳洞に行きたくなり、以前ウエブでみた記憶と地図を頼りに諏訪の穴と、日坂鐘乳穴（ひめさかかなちあな）に寄りました。　　北房ほたる公園の川を隔てた対岸に諏訪の穴はありました。その入り口にはなんと洞内照明の操作盤があり、入洞者は自分で電気を点けろとの事。でも...

　今日は雨模様なので山登りは諦めて、雨が降っても関係ない鍾乳洞に行ってきました。自宅からＲ180号を北上、途中、国道沿いにある絹掛の滝に寄ってみる。まさに絹を掛けたみたいで紅葉も相まって優美やね。　　　　　　　（写真上から１番目）　車は井倉峡から草間台へ上がる。この一帯はカルスト台地になっていて、大小いくつもの鍾乳洞が口を開けている。今回はその内の一つ、満奇洞へ行くつもりだが、その前にちょっと羅生門...

　初秋の気配ただよう9/24、四国・剣山へ御来光を見に行った帰り、阿波の土柱に寄ってきました。　土柱とは、礫や砂からなる段丘礫層（土柱礫層）が風雨により浸食され柱状になった物とのことで、海外ではイタリアチロルとアメリカロッキー山脈で見られるそうです。ここは子供の頃から妙に心の片隅に引っ掛かっていた所で、今回やっとその思いをかなえる時が来ました。　観光客が結構きてましたが、土柱の上に行った物好きは、やは...